このみちどのみち何の道?

長野電鉄屋代線廃線跡!

 2014/01/01、長野電鉄屋代線[Wikipedia]廃線跡めぐりなのです!
 ほぼ全線にわたって上信越自動車道に沿って走っています。

 この路線、2012/04/01廃線という事で、色々残っているんじゃないかな、と思っていた訳ですが……。
 ところで、以前の記事「湯田中温泉鉄道乗りまくりの旅!」の時には、まだ屋代線は走っていたんですね。
 乗っておけば良かった……。

 2018/03/24〜25、長野電鉄木島線[Wikipedia]廃線後の訪問に合わせ、少しだけ再訪してみました。
 いくつか追記しています。
 木島線廃線跡の記事は、コチラでどうぞ。


 


屋代

 かつての屋代線の始発駅であり、しなの鉄道との接続駅でもあります。
 千曲市の中心地ですね。
 ここから廃線跡の旅、スタートです!

東屋代 : 屋代より1.3km

   
 屋代駅からほど近く、長野新幹線の高架の傍にあった東屋代駅。
 線路や駅舎どころか、ホームまで撤去され、更地になっています。
 廃線跡である事は分かりますが、かつてここに駅があったとは想像しにくいですね。
 よくよく見れば、付近の道路から入るアプローチや開けた感じなど、駅があったと言われれば「そうかも」と思うような感じです。

東屋代〜雨宮間

  
 踏切跡。
 やはりレールや踏切機器類は綺麗に撤去されていますね。
 道路の舗装も新しいようです。
 屋代線廃線跡では、踏切跡が至る所に見られますが、全体的にこのような雰囲気になっています。

雨宮 : 屋代より2.9km

 
 「あめのみや」です。
 東屋代と同様、こちらも更地ですね。

 2018/03/24〜25再訪

 前回、気づかなかったものがいくつかありました。
 前回訪問時と変わっていないと思うんですけどねぇ……。

  
 駐輪場。
 よく見てみると、「雨宮駅前駐輪場」の文字が!

 
 この消火栓の感じ、いかにも、
 「更地にしたけど消火栓の周りだけ残っちゃった」
 という感じが出ていますよね。

 
 何故、前回気づかなかったんだろう……。
 小川を跨ぐ鉄橋らしきものが残っています。

 
 線路跡がよく分かりますね。


 

雨宮〜岩野間 

 まさか全線こんな感じか、と思っていたところ……。

 
 向こうに見えるのは……。

 
 鉄橋跡です!
 残ってましたねー!

 
 この区間、トンネルも残っています。
 勿論、中には入れませんけれども。

岩野 : 屋代より5.0km

  
 岩野駅。
 やはり更地です……。

象山口 : 屋代より7.5km

 
 「ぞうざんぐち」駅。
 更地です……。
 それにしても、踏切のすぐ側に駅があったんですね。

松代 : 屋代より8.6km

 
 これまでとはうって変わって、松代駅は駅舎が現存していました。

 
 レールは残っていませんが、ホームはそのままの状態です。

 
 待合室。
 バスの待合室になっており、中にも入れます。
 当時の面影も濃く残っていますね。

 
 廃止当日の最終列車で時間が止まっていました……。

 
 松代城址から見た松代駅跡。
 この只っ広い土地も、かつては構内だったのでしょうか。

金井山 : 屋代より11.7km

 
 金井山。
 更地……と思ったら……。

 
 ホーム跡ですかね?

大室 : 屋代より14.1km

 
 やっぱり更地です……。

大室〜信濃川田間 

 
 ここにも良い感じのトンネルが残っています。
 勿論、中には入れませんが……。

信濃川田 : 屋代より15.7km

 
 駅舎です!
 この駅舎はバスの待合室になっていて、中にも入れます!

  
 時刻表や運賃表も廃線当日のままですね。

 
 雰囲気がある良い駅です。

 
 駅名票は色褪せてしまっていました。

 
 ここ、信濃川田は、屋代線で唯一車両が現存している場所です。
 ブルーシートをかけている、という事は、傷まないように=保存する気がある、ってことでしょうか?

 
 この駅だけでしょうね、レールが残っているのは。
 こうしてみると、今にも電車が走って来そうです。
 架線ありませんが。

 
 こういうのが残っているのも、屋代線ではレアですよね。

 
 駅舎&ホームを望んだところです。
 当時の面影がバッチリ、というところでしょうかね。
 これまで更地ばっかりだったため、尚更そう感じます。

 2018/03/24〜25再訪

 
 車両を覆っていたブルーシートが無くなっていました。
 これでよく観察できる……のですが、その分、劣化が激しくなっています。
 勿体無い……。

 
 内部を見てみます。
 あー、乗りてぇー!
 でも、ガラスが割れているところがあったりして、こちらもすぐに傷んでしまいそうです。


 

若穂 : 屋代より17.2km

 
 若穂駅。
 更地。
 すぐ真上を上信越自動車道が走っています。

 2018/03/24〜25再訪

 
 遊歩道・自転車道が整備されていました!
 駅があったあたり?には、駐輪場が。


 

綿内 : 屋代より18.9km

 
 綿内。
 ここもバスの待合室、中に入れます。

   
 当時が偲ばれる待合室です。

 
 駅名票は色褪せ、ほぼ読めません(あるいは、意図的に消している?)。

 
 駅舎とホーム。
 屋代線では数少ない、ホームが残っている駅です。

井上 : 屋代より21.4km

 
 更地。
 ポストによって、辛うじて駅があった事が想像できます。

 2018/03/24〜25再訪

  
 駅跡にモニュメントが!!
 まさか、全ての駅跡にモニュメントが整備されていたり!?
 と思ったのですが、ここだけでした……


 

須坂 : 屋代より24.4km

 旧屋代線の終点であり、長野電鉄長野線との接続駅です。
 廃線跡を巡って来ただけに、尚更賑わって見えます。
 屋代線ホームは、現在では使用されていないようですね。

という事で

 須坂方では、いくつかの駅舎がバス待合室として現存していますが、それ以外は綺麗に更地になっていました。
 架線は全く残っておらず、レールも信濃川田駅に僅かに残るのみ。
 その信濃川田では、車両が残っており、ブルーシートがかけられています。
 廃止になった時期から考えると、思った以上に遺構が残っていない様子でした……。


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