このみちどのみち何の道?
長野電鉄木島線廃線跡!
2018/03/24〜25、長野電鉄[Wikipedia]木島線[Wikipedia]の廃線跡を巡って来ました。
かなりの部分が撤去され、痕跡が減りつつありますので、行くなら早い方が良いですよ!
1.木島線とは
長野電鉄木島線、正式名称河東線は、2002年まで存在した長野電鉄の鉄道路線です。
実は、長野電鉄のメインである長野線は、もともとは長野〜須坂間だけを指していました。
現在の長野線の須坂〜信州中野間は、かつては河東線の一部であり、河東線の須坂〜屋代間は通称屋代線、信州中野〜木島間は通称木島線と呼ばれていたのです。
2002年の木島線廃線に際し、運行実態に合わせ長野〜湯田中間が長野線、須坂〜屋代間が正式に屋代線になったのです。
今回巡るのは、河東線のうち、木島線と呼ばれていた信州中野〜木島間です。
2.木島線廃線跡!
信州中野駅
現在は長野線の中間駅となっている、信州中野駅[Wikipedia]。
廃線跡の旅はここから始まります。
結構大きい駅ですね。
現在は使用されていない1番線に、木島線が発着していました。
信州中野駅から中野松川駅方面へ進むと、長野線と木島線の分岐に出会います。
数多く残っている信号柱から、かつての賑わいが分かりますね。
このように、線路跡がはっきりと残っています。
中野北駅跡
信州中野駅から1.6km、中野北駅[Wikipedia]跡。
かつて存在した小さなロータリーが……目下、絶賛工事中です。
痕跡、無くなっちゃうんですかね……。
四ヶ郷駅跡
信州中野駅から3.6km、四ヶ郷(しかごう)駅[Wikipedia]跡。
かすかにホームっぽさが残っています。
駅舎の基礎部分でしょうか。
注意して見ると、鉄道が走っていた痕跡がありますよね。
赤岩駅跡
信州中野駅から4.8km、赤岩駅[Wikipedia]跡。
四ヶ郷〜赤岩間に橋梁跡が残っていました。
赤岩駅跡は、バス停の側にあります。
ぱっと見、駅がどこか分かりにくいのですが、目を凝らすと、藪の中に鉄柱が倒れていたり、その鉄柱に碍子が付いていたり……何とか判別できる、という状態ですね。
これもよく見ないと分からないのですが……看板が、道路ではなく藪の方を向いています。
つまり、藪側がかつての駅で、この看板は駅前に駅側に向かって立っていた、ということですね。
枝が切られている木も、かつては駅前を飾っていたのでしょう。
柳沢駅跡
信州中野駅から6.3km、柳沢駅[Wikipedia]跡。
赤岩〜柳沢間、遺構がいくつか残っています。
う〜ん……このへん?
右のコンクリは駅舎か何かの基礎?
場所はハッキリとは分かりませんでした……。
田上駅跡
信州中野駅から8.8km、田上駅[Wikipedia]跡。
むむむ……このへん?
場所は恐らく合っていそうですけれども、駅がどのように建っていたのかは全く分かりませんでした。
信濃安田駅跡
信州中野駅から11.4km、信濃安田駅[Wikipedia]跡。
たぶん、このあたり……。
やっぱり、よく分からなかったです……。
木島駅跡
信州中野駅から12.9km、木島線の終着駅、木島駅[Wikipedia]跡です。
かつての駅舎がそのまま残っています。
現在は、バスターミナルとして活用されています。
古き良き時代の「駅」ですね。
旅客運賃表には「東京都区内 五一〇〇」「大阪市内 八二〇〇」などの文字も。
かつて主要駅だったのが分かりますね。
3.おまけ
道の駅オアシスおぶせ[Wikipedia]で買ったリンゴ。
7個入りで250円。
安っ!
ちゃんと、美味しかったです。
4.という事で
確実に痕跡がなくなりつつある一方で、バスターミナルとして第二の人生を送っている木島駅が良い雰囲気を出しています。
今後、ますます痕跡が無くなっていくと思います。
行くなら今ですよ。
TOPに戻る