このみちどのみち何の道?

東武熊谷線廃線跡!

 東武熊谷線(通称;妻沼線)[Wikipedia]。
 かつて、熊谷から妻沼を結んでいた東武鉄道の路線です。

 全線単線非電化、1両編成のディーゼルカーがのんびり走るローカル線でした。
 計画では妻沼から更に西小泉へ向かう予定で、利根川では橋脚まで出来ていたそうです。

 それでは、廃線跡好きの息子とともに、イザ、出発!


1.ちちてつから分岐

 東武熊谷線は、かつて、ちちてつ(秩父鉄道)熊谷駅のホームと複線用の用地を間借りしていたそうです。

  
 妻沼線は、上熊谷を越えたあたりでちちてつから分岐します。
 写真は左から、妻沼線廃線跡・ちちてつ・高架の上越新幹線となっています。
 埋まりつつあるものの、レールはしっかり残っています。

2.かめのみち

  
 ちちてつから分岐した後、廃線跡は「かめのみち」という遊歩道として整備されています。

 
 かめがお出迎え。

   
 途中にある石原公園。
 何、このオブジェ?
 今では中には入れませんが、かつては休憩所として機能していたようです。

 
 かめのみちを更に進むと、右手に古墳のような小山があります。
 かつてはこれが築堤となっており、高崎線をオーバークロスしていたそうです。

3.そもそも、何故にカメ?

 それは、かつてこの地を走っていたキハ2000形ディーゼルカーの愛称、「特急カメ号」にちなみます。

  

 ちなみに、特急でも何でもありません。
 SL時代、10kmを25分かけてのんびり走っていたため、地元の人々はこのSLを「カメ号」と呼んでいたのです。
 で、ディーゼル化した際、スピードアップしたので(それでも遅いんですけど)、地元の人々は「特急カメ号」と呼ぶようになったとか。
 詳細はコチラの記事で。
 
4.と言う訳で

 まだまだ見たいポイントは沢山あるのですが、今回はここまで。
 何回か訪問し、少しずつ更新していきたいと思います。


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