このみちどのみち何の道?

葛生廃線跡の旅!

 2013/09/21、葛生廃線跡の旅です。
 東武会沢線と羽鶴専用線(おまけに東武仙石河岸線)をめぐって参りました。


1.葛生駅の魅力

 栃木県にある葛生駅[Wikipedia]。
 東武佐野線[Wikipedia]の終着駅であり、1面1線の駅です。
 この駅、実は廃線跡好きにはたまらない駅なのですねー。
 かつてこの葛生駅は、貨物駅として栄えており、東武会沢線[Wikipedia]、東武大叶線[Wikipedia]、日鉄鉱業羽鶴専用鉄道の3路線が接続していたのです。
 素晴らしいですね!

2.早速廃線跡へ

 
 まずは葛生駅の先へ。
 広々とした構内を持つ葛生駅の先は、このように線路が途切れていますが……。

 
 道路を挟んで反対側を見ると、このように立派な架線柱がずっと続いています。
 さすが、3路線が接続していただけのことはありますね。

 
 緑に覆われていますが、その中に鉄道の痕跡が確かに残っています。

  
 橋台跡です。
 会沢線?羽鶴線?どっち?
 ここも架線柱が残っていますね。

 羽鶴専用線はこのあとずっと痕跡が残っています。
 高圧線らしき、背の高い電柱が続きますので、非常に追いやすいです。

 また、会沢線は、クロスする道路は少ないものの、やはり痕跡は残っています。
 素晴らしいですね!

3.おまけ1:東武仙石河岸線

 東武仙石河岸線跡。
 東武小泉線[Wikipedia]西小泉駅[Wikipedia]から接続していた貨物線です。
 計画では利根川を渡り、東武熊谷線[Wikipedia]へとつなげ、熊谷〜妻沼〜西小泉を一本の線路で結ぶはずだったのですが、資金難で利根川を渡れずそのまま頓挫。
 時を経て、仙石河岸線跡も熊谷線もいずれも廃線となってしまったのです。
 東武熊谷線については、コチラの記事もどうぞ。

 
 利根川に残る橋脚跡。
 橋脚まで作っていたのですが、ここから先、橋をかける費用が捻出できなかったのです。

 
 西小泉駅。
 小泉線は、写真右手の1面2線を使用しています。
 左手の1面1線のホームは廃ホーム。
 線路も残っていますが、ホーム両端で途切れています。

4.おまけ2:出会った車両たち

 
 8000系。
 2両編成、ワンマン対応車です。

 
 850系。
 3両編成、ワンマン対応車。
 実は8000系よりも加速性能が良いという話も。

5.おまけ3:宇津野洞窟

 
 会沢線の終点の程近く、宇津野洞窟[佐野市観光協会公式HP]があります。
 やはり石灰石が採れただけあって、洞窟もあるのですね。

 
 他に人がいないのもあって、入るのに若干勇気が要るたたずまいでした。

6.と言う訳で

 廃線跡を満喫できる、良い場所なのでした。
 廃線跡好きにはオススメです。
 佐野ラーメンもおいしいですしね!


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