このみちどのみち何の道?

太平洋セメント専用線廃線跡!

 太平洋セメント専用線。
 かつて、川越線・八高線高麗川駅〜太平洋セメント埼玉工場間、および太平洋セメント埼玉工場〜東武越生線西大家駅付近を結んでいた専用線です。

 こんなところにも廃線跡があったのですね。
 廃線跡好きの息子とともに、イザ、出発!


1.太平洋セメント専用線とは

 まずは地図を見てみましょう。
 Google Mapにデータがありました。

 
 より大きな地図で 太平洋セメント埼玉工場専用線 を表示

 
 まさに工場専用線ですね。
 また、周辺は住宅街。
 はたしてどれだけの遺構が残っているのでしょうかね。
 若干不安を感じつつも、出発です。

2.西大家駅付近

 東武越生線西大家駅の東側。
 ここから太平洋セメント専用線が分岐していたそうです。

 
 地図を見たところ、写真奥側から分岐し、右手に見える建物がある所を通っていたようです。

3.廃棄物処理場付近

 
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 まっすぐな道。
 廃線跡っぽいですよね。
 実際には、この道の若干左側を線路が通っていたようです。

4.唐突にクライマックス!

 
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 ここまでは遺構らしきものはありませんでした。
 残念に思いながら先へ進んでいると……。

 
 突然目の前に現れる遺構!
 これは素晴らしいです!
 この手前側は築堤も崩してしまって、住宅になっています。

 
 しばらく築堤が続きます。

 
 線路の下をくぐるガードです。
 素晴らしい!
 この、深い緑につつまれた感じが、廃線跡の醍醐味ですよね!
 息子も大喜び!

  
 この付近は築堤の上を走っているのですが、いくつかのガードもそのまま残っています。

 
 信号柱でしょうか。

5.ぽっぽ道

 
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 工場には入れませんので、迂回してから廃線跡の続きを探します。
 すると……。

   
 踏切跡。
 そして、廃線跡が遊歩道として整備されています。
 しばらくこれに沿って歩いてみましょうか。

  
 左の写真は朽ちた看板。
 「線路内歩行禁止」と書いてありますが、今では遊歩道、歩くための道です。

 
 遊歩道のアスファルトの端には、レールを再利用していました。

 
 遊歩道の終点。
 踏切の左手が遊歩道、右手の築堤が廃線跡です。
 不自然ですね。
 おそらく、もともと築堤がずっと続いていたのを切り崩し、踏切跡風に整備したのでしょう。

6.高麗川駅付近

 
 高麗川駅が近づいてきました。
 手前が八高北線、奥の築堤が廃線跡です。

 
 築堤をよく見ると、信号もあり、レールも残っているようです。

 
 高麗川駅側からは車止めがあり、誤って進入しないように?なっています。

 
 左が八高北線、中央が廃線跡、右が八高南線です。

 
 同じ場所から高麗川駅方面を望んだところ。
 左から八高南線、廃線跡、八高北線。
 廃線跡も高麗川駅に繋がっています。

7.と言う訳で

 思いのほか、痕跡が残っていました。
 高麗川よりの遊歩道も良いですが、やはり築堤の遺構が素晴らしいですね!
 オススメです。


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