このみちどのみち何の道?

宮原線廃線跡探索!

 2012/04/28〜2012/05/01、家族3人で九州の実家に帰省して参りました!
 それは良いのですが、廃線跡好きな我が息子のために、旅先でも廃線跡探索なのです。
 宮原(みやのはる)線を探索します!


1.宮原線とは

 宮原線[Wikipedia]は、大分県の久大本線恵良駅から分岐し、熊本県の肥後小国駅を結んでいた、全線非電化単線の盲腸線でした。
 1984年に廃止されたそうです。
 結構、遺構が残っているようですが、レンタカーでどこまで見れるのか、若干不安を持ちつつ、スタートです!

2.出発の前に

 宮原線に向かう前に。

 
 豊後森駅です。
 お目当ては……。

  
 豊後森機関庫[Wikipedia]跡です。
 中央の転車台で方向を変えて、扇形の車庫にSLを振り分けていたのですね。
 広場が整備されています。

3.恵良駅付近!

  
 まずは恵良駅へ。
 ここで久大本線と宮原線が分岐していました。
 それにしても良い駅ですねぇ。

 
 築堤が、川に突き当たる部分で途切れています。
 かつては鉄橋があったのでしょうね。

 
 国道367号から望んだ築堤。
 この調子で、築堤は続きます。

4.宝泉寺駅跡付近!

 宝泉寺駅跡です。

  
 腕木式信号機と転轍機標識が出迎えてくれました。

 
 手前側が旧道、奥の高い場所がバイパスで、線路はこのバイパスを通っていたようですね。

 
 地下道発見。
 上が線路だったと言うことは、この上は……ワクワク。

 
 登ったー、って、アレ?
 駅の痕跡と言われればそのような気もしますが、想像と違いました……。

4.北里駅跡付近!

 そのまま北里へ向かいます。

 
 これはすぐに分かりました!
 北里駅跡です。
 屋根は再建のようですね。
 北里柴三郎出身の地だそうです。

 
 隣にある「北里森のキオスク」。
 農産物直売所です。
 ジュースやアイス、パンも売っていますので、ちょっと休憩も良いですね。

5.終点、肥後小国駅跡付近!

 そして、終点、肥後小国駅跡へ。
 今では道の駅となり、立派な建物が建っていますが、かつての面影を偲べるよう、一角が整備されています。

 
 ここは一部分、線路も残されていますし、転轍機標識や腕木式信号機も残っています。

 
 駅名票で線路は途切れます。
 人工的に整備されていますので、寂れた感じは無いですね。

6.と言う訳で

 旅先でも廃線跡探索なのでした。
 本当は、もっと遺構も沢山残っていて、トンネルや橋脚なども現存しているそうなのですが、子供連れのレンタカーではなかなかそこまでは難しいですよね。
 車を止める場所の関係もありますし。
 こういう時は、バイクの方が断然、探索しやすいのでしょうね。


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