このみちどのみち何の道?
草津軽井沢廃線跡の旅!
2013/05/03〜05、草津軽井沢廃線跡の旅です。
碓氷峠廃線跡と草軽電鉄廃線跡を巡る旅です。
1.碓氷峠
碓氷峠の信越本線廃線跡、あまりにも有名ですよね。
長野新幹線開通とともに、横川〜軽井沢間が廃線となってしまったのです。
この廃線跡、整備されており、多くの観光客が訪れます。
まずは、こちらを見ていきましょう。
1.1.めがね橋
碓氷第三橋梁[Wikipedia]、通称「めがね橋」。
重要文化財の、レンガ造りの鉄道橋です。
駐車場が整備され、橋の上に登ることも出来ます。
更に、この橋は、横川〜熊ノ平間の廃線跡遊歩道の一部をなしています。
見事ですね。
これを1890年代に作ったんですよね、凄いとしか言いようがありません。
めがね橋の上からの景色。
新線の橋梁が見えます。
架線も残ったままのようですね。
1.2.遊歩道
横川〜熊ノ平間は遊歩道として綺麗に整備されており、多くの観光客が歩いています。
線路は撤去されていますが、雰囲気は感じ取れますよね。
鉄道トンネルの中を歩く機会なんて、そうそうありませんから。
整備され過ぎのような気も……観光地化していますね。
碓氷湖を眺めながら。
爽やかですねー。
1.3.熊ノ平
遊歩道の終点、熊ノ平駅[Wikipedia]跡。
駅から信号所に降格、その後、廃線を迎えたという経緯を持つ駅です。
こちらも駐車場が整備されており、見学する事ができます。
1.4.碓氷峠その他
横川と峠の湯を結ぶ、トロッコ列車「シェルパ君」。
碓氷鉄道文化むらのアトラクションという位置付けですので、峠の湯側から乗る場合は、碓氷鉄道文化村の入場券を合わせて購入する必要があります。
シェルパ君から軽井沢方面を望む。
左手がシェルパ君が使用する線路で、横川の碓氷鉄道文化むらの園内から丸山変電所を通り、峠の湯を結んでいます。
右手は廃線跡を整備した遊歩道。
ここを歩けば、めがね橋を経由して熊ノ平まで行ける訳ですね。
横川と言えばコレです!
2.草軽電鉄廃線跡
草軽電気鉄道[Wikipedia]は、かつて草津と軽井沢を結んでいた鉄道路線です。
1962年廃線ですので、どの程度面影が残っているか不安はありますが、見ていきましょうか。
2.1.新軽井沢駅跡
草軽電鉄の起点、新軽井沢駅付近です。
草軽電鉄から派生した草軽交通のバスターミナルが、かつて駅があった場所だそうです。
草軽電鉄で活躍したデキ12形電気機関車、通称「カブトムシ」が静態保存されていました。
小さい体と巨大なパンタグラフが特徴的ですね。
2.2.旧軽井沢駅跡
草軽交通の「駅舎旧軽井沢」という名前のお土産物屋さん。
その名の通り、ここに旧軽井沢駅があったそうです。
因みに、旧軽井沢駅は、初代と、旧道駅から改称した2代目があるのですが、コチラは初代の方だそうです。
2.3.ちょっと休憩
ちょっと休憩、という事で、白糸の滝。
実はここに来るまでの間にも、廃線跡を探していたのですが、いかんせん道路から離れたところにあるようで、しかも、どう見ても私有地です。
かなり探索が難しい廃線跡ですね。
2.4.国境平駅跡?
情報ではこの付近が国境平駅跡らしいですが……全然分かりませんね。
この道が廃線跡……でしょうか?
これって人工物ですよね。
廃線跡?
……やっぱり分かりません。
2.5.北軽井沢駅跡
草軽電鉄の遺構で最も分かりやすいのが、この北軽井沢駅跡。
あまりに立派で綺麗な駅舎なので、再現かとばかり思っていたのですが、本物だったのですね。
登録有形文化財。
そうそう、表記が左から書かれているので、建物も再現だと思っていたのです。
デキ14形電気機関車「カブトムシ」!
と思ったら、これ、木製の実物大モニュメントでした。
2.6.草津温泉駅跡
そうこうしているうちに、草軽電鉄廃線跡の旅も最後、終点である草津温泉駅跡に到着です。
公園の一角に……
草津温泉駅跡の石碑がひっそりと立っています。
石碑の下にはレールが。
この石碑、もともとの駅舎跡からその後移設されたという話も聞きますが、実際のところは良く分かりません。
3.と言う訳で
今回の旅、いかがでしたでしょうか。
碓氷峠の旅は、観光地として整備されており、あちこちに薀蓄もありますので、気楽に楽しめます。
一方、草軽電鉄の旅は一転、面影がほとんど残っていない状態ですし、しかも私有地っぽいんですよね、車も入れないような場所ですし。
という事で、対照的な二つの廃線跡ですが、それぞれに魅力がありますよね。
息子も大満足!
オススメです。
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