このみちどのみち何の道?

蒲原鉄道廃線跡!

 2016/11/03〜04、蒲原(かんばら)鉄道蒲原鉄道線[Wikipedia]を訪ねました。
 かつて、信越本線加茂駅から磐越西線五泉駅を結んでいた鉄道路線です。
 1985年に加茂−村松間廃止、1999年に全線廃止とのことで、流石に線路は残っていないでしょうかね。


1.蒲原鉄道三昧!

 加茂駅
 蒲原鉄道のスタートは加茂駅から。
 関西本線の加茂駅と同名ですね、ややこしい。
 なので、切符には、こちらは「(信)加茂」、京都の方は「(関)加茂」と表示されるそうですね。

 
 現役の信越本線ホームの脇に、草むらの空間が。
 ここから蒲原鉄道が分かれていたようです。

 陣ヶ峰駅跡
 
 小高い築堤の上に、ホーム跡が残っていました。

 
 ホーム跡の脇で、道路と信越本線を跨いでいたらしいですね。

 東加茂駅
 Wikipediaによると、柵が当時の名残を伝える……らしいのですが、よく分かりませんでした……。

 駒岡駅跡
 加茂市勤労青少年ホームのあたりが駅跡とのこと。
 

 この道は、廃線跡が生まれ変わったもののようです。
 少し先に進むと……。

 
 道路が唐突に途切れ、いかにも廃線跡っぽいあぜ道が!

 狭口駅跡

 
 「せばぐち」です。
 草に埋もれていますが、ホーム跡が残っていますね。

 
 あぜ道のような廃線跡が続きます。

 七谷駅跡

  
 ホームと駅舎が残っています。
 この駅舎、集会場として使っているそうで、集会所の看板がかかっていました。

 冬鳥越駅跡

 
 冬鳥越駅跡は、冬鳥越スキーガーデンの敷地として使われています。
 ここで食料調達出来ないかと考えたのですが、シーズンオフですし……。

 
 冬鳥越駅は静態保存車両でも有名です。
 モハ1、モハ61、ED1が静態保存されているらしいです。
 らしい、と言うのは……写真のように、塗装作業の真っ最中で、よく分からなかったからなのです……。

 土倉駅跡

 
 この階段……だと思います。
 道路から、ここを通ってホームに上っていた?

 
 土倉駅から加茂側に、橋台の跡が。
 ここから道路を跨ぎ、土倉駅に繋がっていたのでしょうね。
 付近のバス停は「土倉」ですし、まぁ間違い無さそうです。

 高松駅跡

 
 ここにもホームの跡が。
 結構、ホームが残っている駅が多いですね。

 
 ここで道路をくぐっていたようです。
 今では重機置き場に。

 大蒲原駅跡

 
 歩鉄の達人様によると、蒲原農村公園のあたりがかつての大蒲原駅付近のようです。


 
 上にある看板ですが、横から見るとレールの形をしています。
 廃線跡を彷彿とさせるのはこれくらいで、公園の看板にも蒲原鉄道については特に触れていませんでした。

 寺田駅跡
 ここは痕跡が残っていないようですね……。
 訪れてみたものの、よく分かりませんでした。

 西村松駅跡

 
 この辺が西村松駅付近……なのか?
 Wikipediaの写真を見ると、間違い無さそうですが……。

 五泉市松村郷土資料館
 廃線跡ではないのですが、こちらではモハ11が静態保存されていました。

  
 かなり傷みが激しいです……。

 村松駅跡

  
 村松駅跡は、現在ではバスターミナルになっています。
 蒲原鉄道の本社ビルが併設されています。
 ここは分かりやすいですね。

 今泉駅跡
 現在はバス停があるのみ。
 分かりやすいですけれども、面影はありません。

2.と言う事で

 レールは残っていないものの、ホーム跡などの遺構が結構残っています。
 訪問しやすい場所が多く、オススメです!

3.オマケ1 新潟市新津鉄道資料館

 
 ついでに、新潟市新津鉄道資料館[Wikipedia]を訪れました。

  
 展示車両。
 200系新幹線が良いですね。
 土日祝日は、展示車両の内部にも入れます。
 展示もなかなか興味深く、オススメです。

4.オマケ2 塔寺駅

 更についでに、JR只見線塔寺駅[Wikipedia]を訪れました。
 国道のすぐ脇なのですが、駅前やホームの周りは森に囲まれ、秘境駅の雰囲気を味わえます。
 車窓から見ると、秘境駅そのものですね。

  
 ホームには、熊出没注意の注意書きが。
 熊を目撃したら、躊躇無く待合室に逃げ込むよう書かれていますが、果たして待合室は熊の攻撃に耐えられるのでしょうか。


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