このみちどのみち何の道?

石田堤!

 今回ご紹介するのは、埼玉県行田市に遺構が残っている、石田堤(いしだつつみ)[Wikipedia]です。
 石田三成らが忍(おし)城を攻略するために水攻めを行おうと築いた堤防なのです。
 石田三成と言えば、お子様たちに一番なじみが深い戦国武将でしょうね。
 なぜなら、妖怪ウォッチに登場したから。
 我が息子も興味深々なのです。


1.石田堤とは

 詳細はWikipediaをご覧頂くとして、石田堤は、天然の高台や既に存在した堤防を巧みに繋ぎ合わせ、わずか一週間で総延長28kmを築いたというから驚きです。
 金に糸目をつけず、大量の人員をつぎ込んだようですね。
 しかし水攻めは成功せず、逆に決壊して石田方に被害が被害が出た、と。
 一方、ついに落城しなかった忍城は、「忍の浮き城」と呼ばれ、難攻不落の「落ちない城」として有名、「落ちないお守り」は、今でも受験生に大人気なのです。

2.石田堤へ

 それでは、イザ、石田堤へ!

 
 この道、分かりますかね?
 左側が少し高くなっています。
 これが現存する石田堤の遺構です。
 思ったよりも小規模?
 いえいえ、全長28kmです!

 
 これが忍(おし)川。
 石田三成は、この川を堰き止めて、忍城を水攻めしようとしたのですね。
 何ともスケールが大きい話です。

  
 付近には石田堤史跡公園があり、上越新幹線の高架下も史跡公園として活用されています。
 特に高架下は、センサーにより突然解説が放送されるので、ビックリします。

3.丸墓山古墳へ

 
 所変わって、ここは埼玉(さきたま)古墳群[Wikipedia]の丸墓山古墳[Wikipedia]です。
 何故ここに来たかと言うと……。

 
 この丸墓山古墳に至る道、ここも石田堤なのですね!
 古墳も堤の一部として利用するとは……三成、恐るべし!

 
 三成、丸墓山古墳の頂上に陣を敷きました。
 ここから忍城を眺めると、こんな感じ。
 小さ〜く、見えています。

 
 超拡大。
 見えた!
 当時の人は、ここから様子を見れたのですかね?

4.その他

 
 春はすぐそこですねー!

5.と言う訳で

 たまには歴史を感じるのも良いですね。
 無料ですし!
 城好きな方、妖怪ウォッチで三成好きになった方、オススメです。


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