このみちどのみち何の道?
旧成田空港駅!
旧成田空港駅。
ご存知でしょうか。
実は、現在の京成電鉄東成田線[Wikipedia]・芝山鉄道芝山鉄道線[Wikipedia]の、東成田駅[Wikipedia]が、かつては成田空港駅として、空港のターミナル駅でした。
1991年に現在の成田空港駅[Wikipedia]が設置されてからは、ターミナル駅の座を譲った事になります。
今となっては訪れる人も少ない駅ですが、かつてターミナル駅だった頃の名残がそこかしこに残っています。
かつての賑わいを偲びつつ、その痕跡を見てみましょう。
1.東成田駅への道!
東成田へは、京成電鉄東成田線で行くことが出来ます。
が、それでは能が無いので、空港第2ビル駅[Wikipedia]から歩いてみましょう。
実は、空港第2ビル駅と東成田駅は、地下通路で繋がっているのです!
空港第2ビル駅。
ここから東成田駅へ歩くわけですが、成田空港は警備が厳重ですね。
駅員さんに東成田駅への徒歩での行き方を尋ねます。
特に不審がられる事も無く、改札の出方と通路の場所を教えていただけました。
大勢の人が降り立った空港第2ビル駅でしたが、私たち以外は皆、空港の方へ向かって行きます。
東成田まで歩こうと言う人はレアなのでしょう、きっと(空港関係者の方を除く)。
改札を出てすぐの所に連絡口がありました。
500m。
意外と近い?
色褪せたポスターが良い感じです。
いつのポスターだよ……。
「東京駅(地下ホーム)からL特急あやめ号で61分」って……。
ひたすらまっすぐな通路ですが、人っ子一人いない……。
怖いって。
まぁ、実際には、監視カメラが設置されているので、安全ではあるんでしょうけれども……空港の地下ですもんね、監視体制は万全のはずです。
到着〜!
旧ターミナルビルだけあって、立派な作りです。
そして、広い。
ですが、人であふれているはずの場所に誰も居ないのって、やっぱ不気味だ……。
壁には日本っぽいタイル画が。
かつて来日された方々は、これを見て、「あ〜、日本に着いたんだ!」と思ったのでしょうね。
このただっぴろい駅ですが、これでも使用しないエリアを壁で隔てて隠しているようです。
どれどれ、ちょっと背伸びして覗いてみますか。
怖いって……。
売店やレストランがあったエリアのようです。
外に出てみました。
こうやって見ると、普通の駅ですね。
「成田空港直轄警備犬」って、この施設は現役なんでしょうかね。
あちこちに、ターミナル駅だった頃の痕跡が。
「立ち止まらないで下さい。後ろから上ってくる方が上れないので危険です」とありますが、後ろから来る人が居ない今、立ち止まり放題です!
この駅、現在も東成田駅として現役で使われています。
人が居ないのは別として、現役感を見ると安心します。
が、現役感のすぐ側に、打ち捨てられた設備があったりとか。
奥に真っ暗なホームが見えます。
かつてターミナル駅だった頃に使用していたホームで、現在は封鎖されています。
あった!
「なりたくうこう」の駅名標が、真っ暗なホームに残っていました。
2.オマケ1:芝山鉄道
折角なので、旧成田空港駅以外にも色々見て回ります。
まずは、芝山鉄道。
普通鉄道では、日本一路線長が短い鉄道会社です。
「芝山鉄道」の表記が良いですね!
本社がある芝山千代田駅[Wikipedia]。
と言っても、芝山鉄道には、東成田駅と芝山千代田駅の2駅しか無いのですけれども。
あと、列車の行き先表示は「芝山」と略されていたりします……。
息子に乗車記念証明書を頂きました。
ここにも「日本一短い鉄道」とあります。
車窓の風景。
すぐ側をジェット機が!
3.オマケ2:売虎駅?
つづいては、ひたちなか海浜鉄道湊線[Wikipedia]の那珂湊駅[Wikipedia]へ。
この駅、関東の駅百選のひとつであり、駅猫「おさむ」が人気の駅であり、車両基地である湊機関区も併設しており、更には、かつてウルトラマンDASHで「売虎駅」として登場した駅でもあります。
観光情報も豊富、市場も近いと言うこともあり、見所満載の駅です。
4.オマケ3:納豆?
宿泊は水戸駅近くのビジネスホテルだったのですが、駅前でヘンなモノを見かけました。
納豆の像です……。
何だ、コレ?
宇都宮駅前の餃子像[Wikipedia]と似たようなノリでしょうかね。
5.今回見かけた車両たち
鹿島臨海鉄道
ひたちなか海浜鉄道
茨城交通
バスですが、こちらもガールズ&パンツァーのラッピング。
JR
あと、オマケですが、
何故、車番がマジックで手書き?
6.という事で
現役の駅ながら安全に廃墟感が味わえるポイントです。
不思議な体験ができますよ。
オススメです。
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