日高(埼玉)の旅

 2008/10/03、ふと思い立って日高に行って参りました。
 日高と言っても北海道ではありませんよ。
 埼玉県日高市[Wikipedia]です。
 日高はかつて、高句麗が滅亡した際に渡来した亡命者が集った、高麗(こま)郡の中心地でした。
 その歴史に触れる事が出来る町です。
 今回、巾着田(きんちゃくだ)・高麗神社・聖天院・醤遊(しょうゆ)王国を訪ねましたが、その他にも、サイボクハムなどがオススメです。


(1)巾着田
 巾着田[Wikipedia]は、高麗川のほとりの巾着型の公園であり、ヒガンバナの群生で有名です。
 秋のシーズンになると、大渋滞でも有名です。
 今回は、シーズンの終わりかけの平日ということもあり、混雑も無く、堪能する事が出来ました。
 そうそう、ヒガンバナには毒があります。
 食べちゃダメですよ!

 
 臨時駐車場脇を流れる高麗川です。
 水がエラく澄んでいて、対岸の底まで見渡せます。
 アユ釣り(?)をしている人もいました。

 
 歩行者専用の「あいあい橋」です。
 これを渡れば、そこは真っ赤なヒガンバナパラダイス!

 
 あいあい橋から望む高麗川。
 それにしても、水が綺麗です。
 空気もおいしい!

 
 お馬さんもいますね。
 ホース、ホース、ヒヒーン!!
 人懐っこいお馬さんで、こちらに寄って来ました。

 
 で、いよいよ本題のヒガンバナです。
 一面真っ赤!
 見事ですね。
 訪問時期が多少遅い事もあり、早咲きのヒガンバナは既に枯れていたのですが、遅咲きのものは見事に咲き誇っていました。

 
 うーん、見事。
 そう言えば、高級そうな一眼レフカメラやバズーカのようなデカいレンズを付けたカメラを持っている人が沢山いました。
 撮影スポットとしても有名なのでしょうね。

 
 敷地内は公園のようになっており、雰囲気を出すためか、このような水車小屋もありました。
 動いていませんでしたけど。

 
 秋にはコスモス畑も見る事が出来ます。
 有料のコスモス摘みも楽しめます。

 
 のどかですねー。
 ミツバチさん頑張っています。

 で、一通り回ったら、やはり気になるのは名物ですよね!
 祭りが終わった後で、人も少なかったのですが、いくつか屋台も出ていました。
 ここで高麗名物をゲット!

 
 まずは高麗名物、高麗鍋うどん。
 普通の醤油味のうどんです、ただ一点、キムチが乗っている事を除けば!
 流石、高麗。
 美味でした。

 
 続いて、高麗名物、高麗鍋。
 普通のけんちん汁のような鍋です、ただ一点、キムチが乗っている事を除けば!
 流石、高麗。
 やはりキムチは切っても切り離せませんか。
 これも美味でした。

(2)高麗神社
 さて、お次は高麗神社[Wikipedia]です。
 高麗郡の郡司を祭る神社ですね。
 ヨン様がロケ中にケガをなさった時に、ヨン様ファンが多数駆けつけたそうです。

 
 鎮守の森に抱かれて、荘厳な雰囲気です。
 駐車場が広かった事から見て、初詣などのイベント日には、かなり混雑するのでしょう。

 
 それほど「山」という訳ではないのですが、サルが集団で出没しているそうです。
 怖っ!

 
 マムシもいるそうです。
 これも怖っ!

 
 本殿にはスグに辿り着けます。
 出世と開運の神様ですので、お参りしておきます。
 「出世はそこそこで良いですが、お金が欲しいです」
 これで良し、と。

 
 すぐそばには、重要文化財の高麗家住宅があります。
 茅葺屋根の立派な住宅です。
 管理がさぞかし大変でそうね。
 虫が付いたりしないのでしょうか。

(3)聖天院
 高麗神社から徒歩5分くらいでしょうか。
 高麗一族の菩提寺であり、高麗王廟があります。

 
 駐車場から全景を望みます。
 結構上の方まで続いていますね。
 途中から有料になるため、諦めて引き返しましたが。

 
 門も立派。
 雷門です。

 
 境内は庭園が整備されています。
 お寺としては変わっていますよね。
 有料エリアの奥にはまだまだ見所があるそうです。
 今回は行ってませんが。

(4)醤遊王国
 最後は醤遊王国[Wikipedia]です。
 弓削多(ゆげた)醤油が運営する、醤油のテーマパーク(?)です。
 醤油で遊ぶ、という事で醤遊なのでしょう。
 スタッフの醤油にかける熱い思い、と言うか、愛を感じます。
 平日にもかかわらず、それなりに人がいました。
 みんな醤油好きだね。
 それにしても、辺りに漂う濃厚な醤油の匂いが凄いです。

 
 まずは腹ごしらえ。
 喫茶があるので、そこで軽く食べます。
 が、そこは流石醤遊王国、メニューは醤油に関するものばかり。
 今回は、以下のものを食してみました。

 ・卵かけご飯
  醤油の旨みを味わうのに最適な料理、それが卵かけご飯でしょう。
  日本人の心の料理ですね。
  食べ方のアドバイスも書いてあり、まずはご飯に醤油をかけ、
  醤油ご飯として、醤油の味を存分に味わい、次にといた卵を
  かけて食べるのが良いという事です。
  それにしても、しぼりたての生醤油で食べる卵かけご飯、最高!
 ・冷奴
  これも醤油の旨みを十分に味わえる料理ですね。
  やはり醤油が良いと単なる冷奴でも立派な料理になるのですね。
 ・醤油プリン
  キャラメル?
  ……いや、この塩味は……醤油だ!
  と言う感じです。
  や、本当にキャラメルっぽいんですって。
 ・醤油アイス
  カフェオレ?
  ……いや、この塩味は……醤油だ!
  と言う感じです。
  や、本当にカフェオレっぽいんですって。

 腹ごしらえが済んだら、いよいよ工場見学です。
 予約不要、無料でお醤油工場の見学が出来るのです。
 子供さんの自由研究に最適ですね。

 
 敷地内には湧き水が湧いています。
 サワガニやワサビが生息しているそうです。
 綺麗な水、という事ですね。
 この綺麗な水でお醤油が……と思ったら、どうもそうではなく、ただ湧いているだけのようですね。

 
 搾りカス200枚が積み重ねられていました。
 大人の胸くらいの高さはあります。
 ウシさんのエサになるそうです。

 
 桶ですね。
 デカい。
 写真では分かりにくいのですが、中にベンチが置かれ、人が入れるようになっています。
 これでも小さいほうとのこと。
 驚きです。

 という事で、大人でも十分楽しめます。
 おかげでワタクシ、醤油にはちょっと詳しくなってしまいました。
 深いゼ、醤油!
 あ、服は醤油臭くなりました。


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