このみちどのみち何の道?
自己紹介?
自己紹介はコチラにありますが、ここでは英語関係に限った話を……。
また、TOEIC
900がどういうレベルなのか、気になる方も多いと思いますので、そのあたりの話もしたいと思います。
現状は……
TOEIC 915
CASEC 876 (TOEIC 950相当)
語彙数
10,000程度
読書速度 150〜170
wpm(語/分)
です。
一念発起して英語の勉強を日常的に始めるようになる前は、推定ですが、英検2級に何とか合格、という水準でしたので、TOEIC
600程度だったと思います。
こんな感じのスコア推移ですね(黄色はCASECのTOEIC換算点数)。
出来ることと出来ないこと
現在進行形でTOEICの勉強をしている方は、TOEIC
900の人が出来ること、出来ないことが気になると思います。
もちろん、勉強の仕方によって変わって来ます。
読むことをメインで勉強するか、聞くことをメインで勉強するか、喋ることをメインで勉強するか……。
私自身は比較的満遍なく勉強してきましたので、比較的得手不得手が少ないのでは、と思っています。
・TOEIC 900は英語ペラペラではない
私も900点をとる前は、TOEIC
900点の人は、英語を自由自在に使えて、ビジネスでもネイティブに対して英語でハードな交渉が出来て、英語のニュースや新聞を苦も無く理解して、洋画も字幕無しで楽しめる、と思っていました。
とんでもない!
実際にTOEIC
900とってみると、あくまでも上記のようになるための入口である事が分かりました……。
例えば、TOEIC
900に必要な語彙数は、10,000語程度と言われているようです。
私もそのくらいですので、感覚的にそうだろうな、と思います。
で、語彙数10,000はネイティブでどのくらいかと言うと、小学校中学年程度の語彙数のようです……。
また、私の読書速度も、小学校中学年程度のようですね。
総合的に見ても、そのあたりのレベル感なのでしょう。
一方で、小学校中学年程度だから使えない、という訳ではありません。
私たちには小学生には無い「人生経験」がありますので、それを応用することで、この水準の英語力で何とか仕事に活かすことが出来ているのだと思います。
・英語が苦でなくなる
ネイティブの小学生レベルとは言え、非ネイティブとしては頑張っているのは確かですし、日本人の全受験者の数%しか到達できない難関であることも確かです。
自分は英語が好きだ、得意だという自負もありますし、英語を見聞きすることが面倒では無くなって来ます。
後述しますが、私も英語でラノベだったり漫画だったりアニメだったりを楽しんでいます。
英語が面倒では無いですし、英語版があるのであれば、せっかくだから英語版で見てみよう、と思えるようになります。
・英語の仕事がたくさん回ってくるようになる
多くの方は、TOEIC
900は英語ペラペラだと思っています。
という事で、英語と言えば○○さん、のように、英語の仕事が優先的に回ってくるようになりますし、私が担当する会議は通訳無しというのがデフォルトになっています。
もちろん上記のようにペラペラでは無いのですが、逆に苦になるわけでも無いので、自分の得意分野だというようにこなしています。
・どの程度読めるか
これも後述しますが、私は「多読」という方法で英語の本を大量に読む事で勉強をしています。
ラノベの英訳版であれば、初見でも辞書無しでほぼ理解できて、楽しめています。
大人向けの小説は辞書無しでは難しいでしょう。
政治的な内容・経済的な内容などがメインの新聞も難しいでしょうね。
・どの程度聞けるか
アニメの英語吹き替えであれば、初見でも楽しめます。
ただ、全てを聞き取れている訳ではありません。
また、繊細な心理描写などは聞き洩らしている可能性が高いです。
こちらも、政治的な内容・経済的な内容などがメインのニュース番組は難しいでしょうね。
・どの程度喋れるか
これは完全に勉強の仕方によります。
ご存じの通り、日本でよく英語力のスコアとして用いられているTOEIC
L&Rは、リスニングとリーディングだけです。
極端な話、まったく喋れなくても900点を超える事ができます。
私も最初に900点を超えた際は、ほとんど喋ることが出来なかったのですが、その後Web英会話を始め、スピーキングも鍛えるように意識しています。
現状では、日常会話で意思の疎通を図ることは問題無くできると思います。
ビジネスでも、手順の説明やスケジュールの調整、監査対応等も出来ています。
一方で、契約の際の厳密な交渉やハードな交渉は難しいでしょう。
・どの程度書けるか
これも上記の事情から、勉強の仕方による部分が大きいと思います。
私自身は、意思の疎通を行うメールのやりとりは問題無く出来ていると思います。
お役所に提出する文書や公開する文書等、正確性が必要な文書については、調べながらになりますので、相当な時間がかかってしまいます。
いずれにしても、現在TOEICの勉強をしている多くの方が考えるほどTOEIC
900は凄くない、実はネイティブの小学生程度、ただ頑張って仕事に活かすことは出来る、というレベル感だと思います。
あくまでも更に上を目指すための入口、という感じですね。
一方で、TOEIC 900は実際の実力以上に評価されている資格であることも事実だと思います。
TOEIC
900が「最強の錯覚資産」と呼ばれる所以です。
うまく活用すれば、ビジネスで大きくプラスになります。