このみちどのみち何の道?

多読の勧め

「多読」という言葉、聞いたことがある方も多いでしょうね。
このサイトの日記でも、定期的に「○百万語達成!」みたいな記事を書いて来ました。

そもそも多読とは。
NPO多言語多読公式HPに詳しいのですが、読んで字のごとく、とにかくたくさん読みましょう、です。
楽しみながら読むのがミソです(そうじゃないと続けられない)。
先ほどのHPによると、多読三原則というのがあって、
・辞書は引かない(辞書を引かずに読めるレベルのものを選ぶ、そうじゃないと楽しめない)
・分からないところは飛ばす
・合わないと思ったら投げる(別の本を読む)
というのが重要とのこと。
確かに、私たち日本人は、漫画も含め辞書なしで日常的に多くの文章を読み、楽しみながら数をこなして日本語を習得した訳ですものね。

私もだいぶ読みました。
コンスタントにコツコツ読み続け、現在、1600万語を超えています。

私の場合、そこそこ遠距離通勤なので、まとまった時間を確保出来るのもありますし、電車の待ち時間や仕事先での休憩時間などの隙間時間も活用できるのが、この勉強法の良いところだと思います。
なんでも、多読300万語で10ヶ月の海外留学に匹敵する英語力を得られるという話もあるらしく、勉強法としてかなり有用っぽいですね。
私も、「英語が苦ではなくなった」という点を実感として感じています。
やはり、「慣れ」というのは大きいですよね。

で、どう読むかですけれども、オススメなのはAmazon Kindle[Amazon.co.jp]です。
日本で英語の本はなかなか手に入りにくいもの。
電子書籍であれば、地理的条件を気にせずに好きな洋書を購入できます。
紙の本よりも安いのも良いですね。
更に、紙の洋書は注文してから到着するまで数ヶ月というのもザラです。
欧米からのんびり船便で送られて来たりします。
注文してその場で直ぐに読める電子書籍はやはりメリットが大きいです。

私はもともとスマホ(Android)のKindleアプリで読んでいました。
スマホは毎日持ち歩く物という事で、手軽に隙間時間に読めるメリットはあったのですが、スマホは直射日光の下では非常に見づらい、数時間読書をしていると目が異様に疲れる、という事もあり、Kindle無印[Amazon.co.jp]を買ってしまったのです。
これ、非常に良いです、まさに紙の感覚で読むことができます。

ガッツリ取り組むのであれば、Kindle Unlimitedのような定額制サービスにより書籍代を大きく抑えることができます。
一方で、私は読みたい本が先にあり、それらがUnlimited対応ではないことが多いため、1冊ずつ普通に購入しています。
これは、読みたい本が先にあるのか、読める本の中から好きなものを探すのか、その人のスタンスによって決めれば良いでしょう。

何を読むかは人それぞれ、多読で一番重要なのは「楽しむ」「続ける」事です。
私は、ひたすら日本のラノベの翻訳版を読んでいます。
自分のレベルを鑑みると、辞書無しで読み進めることができる水準(もちろん、分からないところは読み飛ばす)ですし、何より読んでいて楽しめますので。

人によっては日本の漫画の翻訳版という選択肢もあるかもしれません。
私もいくつか読んでいます。
日本の漫画は基本的にフキダシが縦長のため、英語にすると文字が小さい、単語の途中での改行が非常に多く読みづらい、というのはあります。
特に文字が小さいのは老眼が入っている私には致命的で、漫画は紙のペーパーバックで読むことにしています。
なお、英語圏の方にとっては、漫画のコマを読む方向が英語の本と逆方向なので(そもそもページめくりの方向も逆方向)、ものによっては「日本語の表記の方向に従っています、逆方向に読んでください」的な注釈が書いてあったり、あるいは全体を左右反転させて英語の方向に合わせているものもあるようです。

いずれにしても、楽しみながらたくさん読む、それを続ける、というのがミソです。
これなら続けられそうでしょ?


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